夢見る惑星 佐藤史生 は 萩尾望都のSFを凌駕する日本の少女漫画史に残る傑作です。追記あり
まだ 復刻版が 手に入ります。
個人的には 萩尾さんの 銀の三角 を 超えます。
ひとつの異世界の構築において テーマが現代につながる点において
登場人物のひとりひとりが その生い立ち 人間性を 語っている
ことにおいて.....
主人公である 大神官イリス その父 母 弟タジオン 舞姫シリン
王子カラ 大臣 前大神官エル・ライジア 暗殺者 武器商人 端役
に いたるまで 生き生きと生き その運命が 情念が 意思が
ひとつひとつの旋律として 王国アスカンタの大陸崩壊という
主旋律によりそい からみあって大河の奔流となってゆくさま.......
圧巻 そして読後のともに旅をしたような 清涼感 ....
佳い作品がどれもそうであるように ムダがなく 余分なものもない。
香気あふれるものがたりです。
ハリウッドは 気が付かないのかな.... 気が付いてほしくないけどね
コピー&ペーストに長けてしまって 書く力もなくなりましたが
いつか 夢見る惑星 について 書いてみたいと 思います。
作者の佐藤史生さんは 早逝されました。
漫画家も売れるまではたいへん.... 割のいい(時給の高い)アルバイト
をなさいました。漏れ聞くところ アスベスト関係だったようです。
3.11の前の年 2010.4.4 57歳でした。
闘病もあり 執筆期間は そう 長くは なかった......
もうすこし 長命であられたら .... もっと描きたかったであろう
ものがたりの種子を抱いたまま 逝かれたのだろうと胸が痛みます。
ご冥福を祈ります。
ワン・ゼロ も 傑作です。
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